ロングツーリング時のチェーンメンテ必要性
シールチェーンであろうとも
メンテナンスは必要です。
そしておすすめはワコーズのチェーンルブ!
その昔、鈴鹿8耐ではシールレスが主流。
レース中に伸びてしまい、調整や給油をしなくてはならなかったとか。
時には焼き付きによる断裂などのトラブルも。
そんなトラブル回避の為、グリス注入型のシールチェーンを採用。
メンテナンスフリー化を目指す。
現代のレースではチェーンにまつわるトラブルが皆無なのも、理にかなった構造なんでしょう。
とは言うもののメンテナンスフリーとは言ってもそれはレースの世界。
レース前には全ての部品が最良の状態に仕上げられているのでレース中のメンテナンスフリーが保たれてれている訳です。
有力なチームになればなる程、新品部品をレース毎に惜しげなく投入している事でしょう。
それでは街乗りではどうなのか?
この写真を見て頂きたいのですが、ロングツーリング、7日目(内1日雨)3000キロ走行後です。
チェーン交換後1000キロでスタートしたので4000キロほど使用している状態。
ツーリング前にメンテしていてもこの通りです。見ていてやになっちゃいますね。
雨、砂、埃、潮風の影響で錆が発生。
油っけが無い状態。
走行中もジャラジャラと不快な音がヘルメット越しでも聞こえます。
メンテのタイミングを各社調べてみました。
RK(アールケーJAPAN株式会社)
500km毎又は雨天走行後
EK(江沼チェン製作所)
500㎞走行後または雨天・悪路走行後
DID(大同工業株式会社)
長くても約500km走行ごと、また雨天走行後
各社横並び。自分のチェーンを見れば納得。
明らかにメンテナンス遅れですね。
メンテナンス方法など各社比べるとRKさんがいちばん見やすいですかね。チェーンルブの必要性についても良く書かれています。
シールチェーンは注油の必要が無いような話を聞きますがそれは極限られた環境下での話。
毎レース新品部品に交換してれば注油はいらないかも知れませんがね。
ロングツーリング時にはチェーンオイルの携帯が必須と考えるようになりました。
自分の場合、北海道に行くと2000〜4000キロほど走ってしまいます。
今回この状態のまま走るのが忍びなくツーリング途中でチェーンオイルを購入。
青空メンテナンスを実施しました。
購入したのはワコーズのチェーンルブ。
選んだ理由
コンパクトなので荷物にならない。
ハーフウェットタイプというのも試して見たかった。
使用後の感想
チェーンオイルの中ではかなりサラッとしており浸透しやすくゴミが付きにくい。←これ重要
塗布後に余分なオイルをウェスで拭き取ると汚れが良く落ちます。
粘度が低い感じですが、高速道路を走行後ホイールへの飛び散りも極少でした。
シールの保護、錆発生の抑制を考えるとよくできているケミカルです。
もちろんジャラジャラ音は消えました。
出先でのメンテナンスはこれ1本とウェスが有れば事足りそうです。
モトクロスとかにも良いかも♪
次回からバックに忍ばせてツーリングに行こうと思います。
日常のメンテナンスも大事ですが、長旅の中
マシンをメンテしてみてはいかがでしょうか?
綺麗でしっとりしているチェーンで走るのは気持ちが良いものです。
それでは今日もご安全に!